「今年のクリスマスって、山下達郎の『クリスマス・イブ』がほとんど流れてないけれど、それはジャニーズ報道による忖度なのか…」
こうぶっ込んだのはフリーアナウンサーの古舘伊知郎。12月19日放送の「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(TBS系)でのことだ。
唐突に振られた番組MCの石井亮次アナは「いや~、それはよくわからない」「え~っと、忖度なのかどうなのか…」などとワタワタして中途半端なリアクション。古舘はなおも「忖度かもしれないけれど名曲なんだから、急に流れないのはおかしい」と追撃したが、結論が出ることなく番組は終了した。
山下達郎といえば、KinKi Kidsの「硝子の少年」など、旧ジャニーズタレントに多くの楽曲を提供してきた。だが、性加害問題についてSNSで持論を展開していた音楽プロデューサー・松尾潔から「所属契約を解除された」と告発されると、「ジャニーズへの忖度」と山下への批判が噴出。
さらに自らのラジオ番組「山下達郎サンデー・ソングブック」(TOKYO FM)で「私の姿勢を忖度、あるいは長いものに巻かれていると、そのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」と言い切り、さらに炎上した。
「SNS上には『レコード捨てた』『思考停止』『機能不全』など、厳しい書き込みが多数見られました。山下自身はSNSをやっていないためラジオでの反論となったのですが、『嫌なら聴くな』的に受け取られて拡散し、集中砲火を受けることになりました」(音楽評論家)
その結果が、今年「クリスマス・イブ」がメディアで流れない理由なのか?
「放送局が個別の楽曲を排除することはないでしょうが、番組担当者の心理に多少は影響するかもしれませんね。まさかとは思いますが『性加害者を持ち上げる人の曲を使うのか』とテレビ局やラジオ局にクレームが入ることもなきにしもあらず、ですから」(テレビ局関係者)
今後、ゴゴスマで「クリスマス・イブ」がかかることはあるか?
(ロドリゴいしざわ)